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2008'04.09 (Wed)

見積もり・その後

さて、提出した見積もりはどうなるのか・・
一般的なお話です。

設計事務所には、何社からかの見積もりが集まってきます。
それをもとに、どこに工事を発注するのか、検討を始めます。
見積書で、ずいぶんその建設会社の力量ってわかるものだと思うのです。
見積もりの精度は、つまりどれだけ図面を読みこんで、実際に建てる場合を想定して、見積もりをしているか、ということなのですから。
そうして、価格も大きなポイント。精度が高くて、力量もあるだろう、そして価格が安い・・となればすぐにそこに発注、ということになるのでしょう。
でも、なかなかそんなふうにはいかないものです。
予算オーバーしていることがほとんどです。その中で、2社くらいに絞って、減額していくのです。
設計事務所も設計変更して知恵を絞ります。建設会社でも、減額案を提案していきます。第2回、第3回、そんなやりとりが続きます。回を重ねて、そうして、発注先が決まってくる場合がほとんどです。


ダンピングをしてくる業者さんもいます。
そんなときは見積もりから降りることもあるのです。

どこかに無理があるのです。
業者さんたちにお願いして協力してもらう、ということならわが社もたくさんお願いしているけれど、次の仕事でその分支払うから安くしてくれ、とか、もう次は無いぞ!なんて脅したりして減額を迫るなどという話も聞かないわけではないのです。でもこれは最終的には、建物の品質に影響してくると思います。
前の現場の赤字分を支払わされているかもしれない、なんて許しがたいことですよね。怒る
たくさんの人が協力しなければ家、建物はできないのです。
技術力を評価して、それに見合う金額をきちんと支払う。職人さんたちは、代価以上に、心をこめて、丁寧な良い仕事をしてくれます。
見積書の金額、数字だけからは読み取れない部分もいっぱいあります。
どこに頼んで家をたててもらうのか・・悩ましいですよね。jumee☆think2

会社ですから、たくさん見積もりをします。
是非、一緒に家づくりをさせていただきたいな、工事を一緒に進めたい・・と思いをこめて作業をし、納得いくまでいろんな努力をして、提出するのです。

結果は・・・受注できることもあれば、当然ながらご縁が無いこともあります。
この繰り返しです。大分慣れてきたけれど、いつも区切りをつけるために、心の中でそっとやっている儀式があります。
 「わが社でご一緒できなかったけれど、どうぞ楽しい家づくりができますように。そして良い建物が完成しますように。陰ながらお祈りします。」

そうして、また次の仕事です。クローバー

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2008'03.13 (Thu)

見積もり(4)

またまた、見積もりの続きです。
いよいよ社内で見積書の入力がはじまります。

いろいろな考え方があると思うのですが、当社では、できる限り細かく入力していきます。

ドア1つでも玄関ドア一式○○円とするのではなく、ドア本体はいくら、鍵がいくら、ドアクローザーがいくら、ハンドルがいくら・・と細かく記入していきます。そうすると、予算オーバーした時に、ハンドルをもう少し安価なものにしよう、とか調整がしやすいし、建て主の方も、どれがいくらなのか、理解した上での、増減ができる、というメリットがあるのです。
 
でも、入力は大変な作業です。絵文字名を入力してくださいご説明する前には「分厚い見積もりならいいってわけじゃない」とか「△△ハウスメーカーの見積もりは5枚だったのに、どうして?」とかおっしゃる方もいらっしゃいます。でも、一つ一つの意味を説明していくと、皆さん納得して下さいます。
 こうしてできあがっていく見積書おためしピンク

A建築主体工事 ・・・仮設(シートで現場の周辺を囲ったり)土工事(地面に穴を掘る)型枠(コンクリートを流すための枠)コンクリート、鉄筋、鉄骨、防水、屋根、金属(鉄骨階段だったり、テラスのフェンスとか)木工事(材木や大工さんの手間など)左官、タイル、木製建具、金属製建具(サッシなど)ガラス、内装、塗装、住宅設備(ユニットバスとかトイレとか)家具、雑工事(表札やポストなどなど)

B電気設備工事・・・基本の電気工事、テレビや電話、インターホン、火災報知機など、照明器具
   
とばしてもいいです。ハイ

C給排水衛生設備工事・・・給湯設備、給水設備、排水設備(水道や雨水の枡など)

D空調換気設備・・・エアコンや換気扇など

Eガス設備・・・ガスの配管や給湯器、TESシステムなど

もう少しです。苦笑

F外構・・・カーポートとかフェンスや植栽など

G諸経費・・・と続きます。

終わりです。

規模にもよるのですが、100ページ~200ページのボリュームになるのです。
 
提出前には、落しは無いか、ダブリは無いか、それこそ何度もチェックするのです。そうして、もうひとおし。
どこかもう少し工夫して合理的に節約できないか、それとも、もうギリギリなのか。担当者が社長と相談してさらに絞り・・これで提出しよう・・と決まってきます。

ギリギリまで知恵を絞ります。
だからたいてい、出力するのは大いそぎ。超特急の作業です。

そうして、いよいよ提出です。SMILE


花粉症、皆さんはいかがですか?
メガネとマスクで完全装備。薬を飲んで、目薬をさして、鼻にシューッとスプレーして・・と、
会社にも忙しい人、いっぱいです。ティッシュの消費量もすごい。

もう少したつと、目がはれぼったくなり、鼻の周辺が赤くなつてきて、面変わりする人も現れます。
くしゃみの音と鼻をかむ音がにぎやかな事務所。
現場では鼻水防止のためにティッシュで栓をしている大工さんも居るとか・・・。

子供に笑われちゃったって・・・悲しすぎる春ですね。泣






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2008'03.03 (Mon)

見積もり(3)

さて、各職種の業者さんに見積もり依頼書を送る、という作業が終わると、社内の担当者は、今度は自分で見積もりの数量を拾っていきます。

数量拾い・・これ、最初は私も何の事だか、わかりませんでした。たとえば、子供部屋Aに◯◯社のXYZという壁紙を貼るとすると、その面積を求めていくのです。立面図を見ながら、床の四周の長さに天井高を掛け合わせる。そこから、窓だのドアだのの面積を引いていく。・・・こうやって家中、全部を拾っていくのです。
床材別に床の面積から、基礎のコンクリートの数量、鉄骨や鉄筋の量、木造だと、木拾いもあります。・・・こうやって、各業者さんが拾うのとは別に社内でも同時進行で行っていくのです。smile

その間に担当者にはいろいろな疑問が出てくるようです。
概要書に書いてあることが、図面上に表現されていないけれど、どっちでしょうか。図面どうしのつじつまが合わない、とか、ここはいろいろな解釈ができるけれども、こう解釈して良いですか?とか。
MMAG00317_0000[1]


そのうちに、業者さんからの質疑もいっぱい上がってきます。設計事務所に質問したり、業者さんに回答したり、場合によっては、業者さんに会社に来ていただいて、こういう考え方でいこう・・なんてことを相談したり・・とにかく担当者は忙しそうです。

指示のあった材料が馴染みの無いものだと、メーカーに問い合わせをし、サンプルを取り寄せたり、使用した職人さんから、情報収集したり・・とにかく実際に建築する場合に問題になりそうなことを、可能な限り制限時間の中で考え、方針をたてて、それに基づいて、見積もりをしていくのです。精度の高い見積もりなんだろうな、と思います。だから、いろいろな設計事務所の先生方が、見積を提出した時に、技術力を評価してくださるのだろうな、と思います。

さて、そうこうするうちに、業者さんからの見積もりが続々と上がってきます。業者見積もりを比較して、当社としての見積金額を決めていきます。
そうすると、入力がスタートです。スマイルちゃん

・・・・またまた続きます。よろしく・・・


お雛祭りですね。
我が家は息子3人。お雛様は関係ありませんが、桃と菜の花、チューリップを飾りました。
学生時代、登山に夢中で、体育会の山岳部に入部していた私は、まっくろに日焼けして、体力バッチリの山女。
それでも、お雛様、好きだったんですよ。
3月3日の朝早く、学校へ行く前にフッとお雛様の部屋の前を通りがかったら、我が母が雛人形を片付け中。「今日、お雛様の前でちらし寿司食べないの?」・・と言った瞬間に母親のきつ~い返事。
「縁遠くなると困るから・・そんな色グロで、ひとけのない山中を男の人と泊り歩いて・・。まったく」
言わなきゃよかった・・と思いつつ、そそくさと学校へ出かけました。
・・・・それにしても、早く片づけすぎ、ですよね。

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2008'02.18 (Mon)

見積もり(2)

見積もり依頼書が届くと、作業開始です。
まずは、実際の工事をする職人さん、業者さんにもれなく、見積もり依頼をする、というのが、社内の仕事の第一段階です。

普通、家1軒を建てるのに、どのくらいの数の業者さんがかかわっていると思いますか? 大まかに、建築主体工事、電気設備工事、給排水衛生設備工事、ガス設備、空調換気設備、外構工事などに分かれているのですが、その中でさらに細かく分かれていきます。たとえば建築主体の中では、鳶、穴をほったりする土工事、コンクリートを打つ枠をつくる型枠工事、コンクリート工事、鉄筋工事、防水、屋根、金属、木工事、左官、タイル、内装、木製建具、金属建具、塗装、住宅設備、造作家具・・・・なんていう具合で相当数に上ります。汗1

わが社の場合は協力業者さんの中からいろいろな条件・・・建築場所に近い(工事にも、後々のメンテナンスにもいい)とか、職人さんが多数居る(工期が厳しくても対応してもらえる)とか、技術力が高い、とか・・・を加味して、依頼業者を選んでいきます。そうして同じ業種の中から2、3社選んで見積もりをお願いしていきます。おんなじ業種でもそれぞれの仕事の進め方や考え方の違いから金額が変わることもあり、各業者さんの見積もりをきっちりと精査するのも大切なポイントなのです。ニコニコ

担当者は、現地にも足を運んで調査します。道路はどんなか、どのくらいの大きさの車で資材の搬入ができるか。近隣の建物はどうか。スクールゾーンにかかっていないか、駐車場はどうか・・などなど。実際に工事をする時をイメージしての調査です。その上で図面をよ~く読み込んで、頭の中で実際に工事を組み立てていきます。

この作業が始まると、コピー機はウィ~ン、ウィ~ンと音をたて、業者さんが入れ替わり現れては、担当者と質疑をして・・と社内はにぎやかです。

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私はどんな家なのだろう・・と図面を眺めながら想像するのがささやかな楽しみです。素敵だな。とかおもしろい。とか。他の工事部の人たちは、難しそう、とかここの納まりはどうするんだろう・・とか。彼らはもっぱら自分が監督で建てる時のことを考えているようです。お気楽・・と怒られそうですね。
この続きは見積もり第3弾へ。

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2008'02.14 (Thu)

見積もり(1)

連休前に会社では1件、見積もりを提出していました。
その設計事務所からご連絡。

金額はわが社が真ん中(最低価格はいくらだったのかしら?)
内容はたいへん細かく精査されています。(評価をしていただいたようで嬉しいなにこにこ)
今後内容などを検討して減額案を考えたい。一緒にアイデアを出して欲しい。(もちろん、喜んでやらせていただきます!)

見積もりは基本的には、自社の設計施工の場合も、設計事務所が設計した場合も、作業、考え方は変わりません。図面に基づいて見積もりをして、その金額と予算とを突き合わせ、現実的な数字へと近づけていく。今回、第一段階はクリアできたようです。ほあ~。ホッ

さてでは、なぜわが社に見積もり依頼が来たのか。
一般的に見積もり依頼にはいろいろなケースが考えられます。
営業の社員が見積もり物件を仕入れてくる場合。建築主の方からの指名の場合。
設計事務所の独自のつながりの場合、などなど。わが社の場合、90%くらいは以前に仕事をご一緒させていただいた、設計事務所さんからのご紹介です。残り10%くらいは、建築雑誌などに掲載されている記事をご覧になっての問い合わせや、建築主の方からの指名などです。営業の社員が居ないのでこれはたいへん有難いこと。今回も、設計事務所さんからのご紹介でした。

見積もりをやらせていただきます・・ということになると、こんなふうな依頼書が届きます。
「X邸新築工事見積もり依頼書」
図面 建築図・構造図・設備図・電気図・外構図
書類 現況図・既存家屋図面 照明器具表
見積もり内容 建築本体工事(建築・構造・設備・電気)
外構工事 既存解体工事
見積もり日程 現場説明会 2008年○月○日 ○時
質疑提出締め切り         △月△日    
提出締め切り           ☆月☆日 ☆時必着

提出期限めざして、見積もり作業のスタートです。
これは続きとして、次回にまた、具体的な作業をお知らせします。


今日はバレンタインデー。
昔、職場で配るチョコレートを買いに行った時のことを思い出します。
百貨店の高級チョコレートショップ。8個という個数も異常なら、領収書下さい。前株で・・・なんていうのも本当に妙。みんな真剣に本命のチョコを買ってたようですから。恥ずかしいな~と思いながらも、店員さんからしっかり領収書をもらって帰ってきました。
昔々のお話しです。
 

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