2017年09月 / 08月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10月

2015'07.10 (Fri)

息子の本のヤマを見て思った事

夕べは外出を控え、静かに静養(?)しよう、と思って
息子の残していった本の山を物色してみた。
おびただしい量の本。いつか処分しなければ、とは思うけれど
長男は、文学部哲学科。
本を読むのが仕事みたいなところがあったのだから、
たまってしまうのも仕方なかったのかもしれない。

本を見ながら、息子の進路に大反対だった母のことを思い出した。

私の進路を決定して、絶対に譲らなかった我が母は、
長男の進路にも口出しをしたのだ。

哲学をやって何になれるのか。
あなたにそそのかされたのね。
とまで言っていた。

猛然と抗議して、以後一切、息子たちの進路に
口出ししないで欲しい。アドバイスも心配も無用と、
私はきっぱり言い切ってしまった。

私が息子たちに言っていたのは、ほんの少し。

自分の進む道は自分で決めること。
どんな道を選ぼうとも自由である。
そして学問をしにいく所だと、肝に銘じること。
就職とか、学歴賦与とか、そこが目的ではないのだ
ということを忘れない。

これだけだった。
それぞれが納得して進路を選んだのだと思っている。


哲学をやって何になる。と言った母に
哲学の無い人生も、仕事もあり得ない。
と言ったけれど、理解はされなかったし、
私は密かに、軽蔑した想いを抱いていた。

でも、これが国の政策になると、
軽蔑くらいじゃ済まないことに成るな、と思う。
文系学部の廃止が現政権で言われているけれど、
本当に、本当に呆れてしまう。
バカとしか言いようがない。
実学、職業に役に立つ、そんな教育ばかりに力点を置くのって、
まるきり我が母親と同じではないか。

学ぶことができて、良かったよね。
文科省は、ウチのおばあちゃんみたいなこと言いだしたよ。
国立大学をどうする気なんだろうね。

あれこれ本を斜め読みしながら、そう息子に話しかけていた。



以下のリンク、読んでみてください。
国立大学改革亡国論「文系学部廃止」は天下の愚策 - 内田 樹

日本の大学はどこへ行こうとしているのだろうか?




にほんブログ村 主婦日記ブログ アラフィフ主婦へ
にほんブログ村

にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 注文住宅(業者)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 家族ブログへ
にほんブログ村



17:33  |  日常雑感  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

★全く同感です

こんばんは。
その後、体調はいかがですか?
雨ばかり続いたかと思うと急に青空が広がったり、
寒かったり暑かったりと気候も安定しないですから、
どうぞお気をつけて…。

大学へ進学するということについて、今回の文科省の呆れた発言について、
jtstjさんのお考えと全く同じです。
『学問』を何だと思っているのでしょうね。
世界や国家を進歩・発展させるのは、科学の力だけだとでも
いうのでしょうか?
国立大学を職業訓練校にしようとでも考えているのでしょうか。

うちの次男も文学部です。
史学科で日本史を専攻し、この春大学院へ進みました。
小学生のころから日本史が好きで、いろいろな本を読んで勉強し、
大学で専門的に学ぶことを楽しみにしていた彼が、
『史学科』に入学することを選択するのは、我が家にとって自然なことでした。
幼いころからからだの仕組みや家庭の医学などが好きだった長男が、
そういう道を選んだのと何の違いもないと思っています。
私たち夫婦も、大学は就職のための予備校ではない、
学問と就職は切り離して考えていいと言っていました。
その代わり、選んだ自分に責任を持つこと…と。
他人から、文学部しかも史学科に行って、何の役に立つのかと言われて
腹を立てたこともありました。
お母さまからそのように言われるのは、お辛いですよね。

そうそう。
ご長男の山ほどの本ですが、もし処分されるのなら…ですが。
古書を買い取ってくれて、その金額を大学に寄付してくれるところが
あるのをご存知でしょうか。
「大学 古本基金」で検索すると、うまくヒットすると思います。
うちでも大量の本を買い取ってもらい、息子たちそれぞれの大学に
半分ずつ寄付したのですよ。
ご存知でしたらすみません。

ごめんなさい。
jtstjさんのコメント欄に、長々と…。
同じように考えていらっしゃることを知って、
ついお話ししたくなりました。
カモミール | 2015年07月10日(金) 21:00 | URL | コメント編集

★Re: 全く同感です

こんにちは。同感! という心強いコメントに嬉しいし、元気がでました。

体調は、手術前と同じを求めてしまうと、なんだか悲しくなるのですが
それでも、同年齢の方たちと比べれば、体力も有る方ですし、それなりに
仕事も家事も遊びもできるのだから、欲張らない、と思うことにしています。
休む、というのが私にはとても難しいです。家に居ても、普段が仕事優先で
手抜きしているので、家事が気に成り、休めないのです。
でも、自覚して休みます。

大学古本基金、は知りませんでした。有難うございます。
是非、利用しようと思いました。なんだか、処分にはずみがつきます。

大学の行く末、政府の製作には、注意を払って、私は声をあげようと思っています。
黙ってはいられない。そんな気持ちです。

今後とも、宜しくお願いいたします。(スパニッシュオムレツ、夕べの晩ご飯でした)
jtstj | 2015年07月11日(土) 09:22 | URL | コメント編集

哲学とか文学は人間をより高度な生き物にしてきているよね。
深く考え本質を見抜き一般の人たちにも教えてくれ、人類は高度な思考ができるようになってきました。



人類のもとは単細胞生物で、そこから進化・突然変異を繰り返し長い年月をかけて人類は進化してきました。
人間はそのように内面を豊かにするのが得意な人と、外面の生活を豊かにするのが得意な人と色々います。


古代文明の人と現代の人出は明らかに人間の教養は違います。


両方のタイプの人が人類の発展を担ってきているので、片方だけでは不十分です。



すぐに結果が出るものだけがいいとなると生きにくい世の中になってしまいますね。


国の上層部はどうやったら理解できるのでしょうね。
バッチ | 2015年07月15日(水) 10:07 | URL | コメント編集

★Re: バッチさんへ

国立大学から文系学部をなくす、なんて信じられません。
納税しているのは国民であって、文科省など、その分配の役を担っているだけ。
文科省から資金が出ているわけじゃないですよ。
お金の出所は国民。それを国から資金を得ている以上・・・などと言って規制を強めるなんて、
大間違いです。学問の自由は保障されなければ未来は無いと感じます。
真・善・美の追求・・・今の政権には不都合なのでしょう。きっと。
息子が鍛えていただいた先生も含めて、東大からもたくさんの先生が出て行かれたそうです。
やってられない、ということのようです。
マイケル・サンデルさんの熱血教室という番組があったけれど、哲学者でハーバードの教授でしたよね。
文系学部をなくそうとしている日本は、本当にどこに行こうとしているのか。
声をあげ、反対の意思を示し続けるしかないのだと思います。
jtstj | 2015年07月15日(水) 11:45 | URL | コメント編集

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://threef.blog18.fc2.com/tb.php/1406-f2dcfa22

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |