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2016'02.24 (Wed)

介護する人、される人、そしてお金の話

川崎の施設で職員が入所者の方を転落死させた、
というニュースがずいぶん報道されていましたね。
どんな理由があったにしろ、殺人が許されることは無いけれど、
あの青年の心理状態や、事件の背景も明らかにしてほしい、
と願っています。

我が母は、あの川崎の施設と同じような、
いわゆる介護付き有料老人ホームでお世話になっていたのです。

高額な入所一時金を支払い、
毎月施設に支払う金額も、母の年金だけでは
とても賄えるような金額ではありませんでした。
介護スタッフの方と、
母はこんなに手厚くお世話していただけるけれど、
私は絶対に無理だと思う。
と話したところ、ケアマネさんもスタッフさんも皆さんが
私たちだって絶対に無理ですよ。
とおっしゃって、入所者さんたちは幸せですよね。
と同感しあったのを覚えています。

娘の私だって複雑な心境でした。
認知症を患い、介護していただき、
やっと生活が成り立っている母の経済力は
フルタイムで仕事をして、家事と子育てにてんてこ舞いしていた私の
遠く及ばない豊かなものだったのですから。
有効に、正しくお金を使うことはできないし、
介護していただいても、お礼や感謝を伝えることもできなくて、
ひどい時は、お金を娘、孫に盗まれた、などと言うのでした。
自分で私にくれたジュエリーも、忘れてしまって
返してちょうだい。勝手に使わないで・・・などと言われました。

それが認知症のせいだ、と理解はしても、
だんだんひどくなりながらの年月は
精神的にも追い詰められるものがありました。
不公平だ、と腹を立てたり、時代が違うのだ、諦めたり。

施設の方たちは、仕事だから割り切れるのだろう。
所定の時間が過ぎたら断ち切ることができるから・・・
などと思っていたのですが、そう簡単な、生易しいものではないのだろうな、
と今の私は想像しています。

持てる人、と持たざる人との格差。
それが介護する側とされる側の間に厳然と存在するときに、
どう自分の心と折り合いをつけたら良いものか。

毎月お支払していた金額の、いったいどのくらいが
実際に介護して下さった方への報酬になっていたのか、
遅ればせながら、そんなことも気にかかります。

本当に、家族でも、(家族だからかな?)
投げ出したくなる、大変な仕事です。
正しく報われて欲しいと思うのです。




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Comment

>どんな理由があったにしろ、殺人が許されることは無いけれど、
>あの青年の心理状態や、事件の背景も明らかにしてほしい、
>と願っています



私も同じ考えです。
あの青年は疲れ果てていたのだと思います。
精神的にも肉体的にも時間的にも仕事はきつかったのでしょう。



勤務実態も明らかにしてほしいですね。
高額な入所一時金は毎月の管理費がどのように使われているのでしょうね。


介護ロボットも早く開発されるといいですね。
バッチ | 2016年02月25日(木) 21:53 | URL | コメント編集

★Re: バッチさんへ

認知症のせいなのか、それとも理性の抑制がなくなって本来の性格が
露骨に現れるようになるためなのか、理由は良くわからないけれど、
介護をしていただき、手助けされているのに、感謝の気持ちやお礼の気持ちを
伝えない、というのが我が母の姿でした。
施設の人たちは、みんなそんな感じに見えました。それだけならまだしも、
泥棒した、とか手くせが悪い、とか言われると、プッツンしそうでした。

ロボットでできるようになる日が来るのかしら?
本当にたいへんな仕事だと思います。
jtstj | 2016年02月26日(金) 17:45 | URL | コメント編集

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