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2016'03.08 (Tue)

スティーブ・ジョブズと塩の柱

先日、礼拝で牧師さんは、スティーブ・ジョブズの話をされました。
細かいことは省略しますが、自分が創業し、大きく育てたアップルに、
自分が信頼して招き入れた人によって、クビになってしまうのです。

スタンフォード大学の卒業スピーチを引用すると、
社会的に追放された感じで心はズタズタ、途方に暮れた。
自分が前世代の起業家の実績に傷をつけてしまい、
手渡されたリレーのバトンを落としたように感じました。
まさに社会的脱落者となりシリコンヴァレーから逃げ出そうと考えたほどです。

私は日本の企業のいわゆるお家騒動なるものを想い浮かべて居ました。
大塚家具とかロッテとか。
ジョブズさんはどうしたか。

アップルをクビになったことは、自分の人生最良の出来事だった、
と振り返っています。
成功者の重圧が消え、再び初心者の気軽さが戻ってきたのです。
あらゆるものに確信はもてなくなったけれど、
おかげで人生で最も創造的な時期を迎えることができた。

この時期の仕事がピクサーアニメーション(トイ・ストーリーを創ったそうです)や
ネクストという会社での仕事で、後にアップルに戻りiPhone やiPadのもとになっているのだそうです。

人生最大のピンチ、挫折の時の切り返し方。
訴訟や株主総会でのバトルではなく、
受け入れて、前に進んで行ったのですね。

旧約聖書に出て来るソドムの街の滅亡と塩の柱になってしまった
ロトの妻のことが私は思い浮かびました。
火で焼かれているソドムの街から生きて逃れるためには、
決して後ろを振り返ってはいけない、と言われ、逃げ出すのですが、
街のはずれまで来て、もう大丈夫、と思った時に、
ロトの妻は振り返ってしまい、塩の柱になってしまう、というお話です。

過去を断固として振り払い、前に進むこと。
ジョブズさんは成功体験にしがみつかなかった。
思い出に浸ることで、自分をなぐさめることもしなかった。
過去を冷静に反省したら、決別することがどんなに大切か。
思い出にしがみついていても過去はやり直せないのですから。

ジョブズさんは、ロトの妻にはならなかったのですね。

・・・それにしても、塩の柱になってしまった妻。
若い子どもと夫ロトは振り返らずに逃げおおせたのです。
幸せなことも、悲しいことも、一杯詰まった思い出の家を捨てなさい、
と言う時に、母親であるロトの妻が後ろを振り返ってしまった気持ちが
私はなんだかとてもわかる気がするのです。

牧師先生のお話は、胸に迫るものがあり、
これからの年月を考える上でも大切なことだ、と思いました。


ジョブズさんの最後の言葉というのを見つけました。

I reached the pinnacle of
success in the business world.
私は、ビジネスの世界で、成功の頂点に君臨した。
   
In others’ eyes, my life is an epitome of success.
他の人の目には、私の人生は、
成功の典型的な縮図に見えるだろう。
    
However, aside from work, I have little joy.
In the end, wealth is only a fact of life that
I am accustomed to.
    
しかし、仕事をのぞくと、喜びが少ない人生だった。
人生の終わりには、富など、私が積み上げてきた
人生の単なる事実でしかない。
   
At this moment, lying on the sick bed and
recalling my whole life,
I realize that all the recognition and wealth that
I took so much pride in, have paled and become
meaningless in the face of impending death.
病気でベッドに寝ていると、
人生が走馬灯のように思い出される。
私がずっとプライドを持っていたこと、
認証(認められること)や富は、
迫る死を目の前にして
色あせていき、何も意味をなさなくなっている。
   
In the darkness, I look at the green lights from
the life supporting machines and hear the
humming mechanical sounds,
この暗闇の中で、生命維持装置の
グリーンのライトが点滅するのを見つめ、
機械的な音が耳に聞こえてくる。
   
I can feel the breath of God and of death drawing closer…
神の息を感じる。死がだんだんと近づいている。
   
Now I know, when we have accumulated
sufficient wealth to last our lifetime, we should pursue
other matters that are unrelated to wealth…
今やっと理解したことがある。
人生において十分にやっていけるだけの
富を積み上げた後は、富とは関係のない
他のことを追い求めた方が良い。
   
Should be something that is more important:
もっと大切な何か他のこと。
    
Perhaps relationships, perhaps art,
perhaps a dream from younger days ...   
それは、人間関係や、芸術や、
または若い頃からの夢かもしれない。
   
Non-stop pursuing of wealth will only turn
a person into a twisted being, just like me.
終わりを知らない富の追求は、
人を歪ませてしまう。私のようにね。
  
God gave us the senses to let us feel
the love in everyone’s heart, not the illusions
brought about by wealth.
 神は、誰もの心の中に、
富みによってもたらされた幻想ではなく、
愛を感じさせるための「感覚」
というものを与えてくださった。
  
The wealth I have won in my life I cannot bring with me.
私が勝ち得た富は、(私が死ぬ時に)
一緒に持っていけるものではない。
   
What I can bring is only the
memories precipitated by love.
私が持っていける物は、愛情にあふれた思い出だけだ。




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Comment

>人生最大のピンチ、挫折の時の切り返し方。
>訴訟や株主総会でのバトルではなく、
>受け入れて、前に進んで行ったのですね



凡人でなく世の中を引っ張っていくことができる人間ですね。
努力によって自分の才能を活かせる素晴らしい人ですね。
バッチ | 2016年03月13日(日) 17:03 | URL | コメント編集

★Re: バッチさんへ

ジョブズさんの人生、光ばかりじゃないのでしょうけれど、
大きな仕事を成し遂げた人生であったことは間違いないのでしょうね。
いつか、本を読んでみたいし、本人の書いた物も読んでみたいな、と思っています。

jtstj | 2016年03月14日(月) 16:52 | URL | コメント編集

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