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2017'08.28 (Mon)

ゴーストタウンそしてティダ

またミャンマーの思い出です。
バガンという遺跡の街を案内してくれたのは、ティダという女性。
彼女は英語のガイドでした。

そこには、たくさんのパゴダがあり、昔は村だったそうです。
そこに住む1族が1つのパゴダを持っていたのだとか。
たくさんの家族が暮らしていたから、たくさんのパゴダ。
でもそのほとんどは地震で崩れ、そのままになっているものや
修復中の物などが並んでいるのです。全壊ではないので、
壁面の絵画や天井のモザイクなど、美術品としても素晴らしいもので
じっくりと鑑賞しました。

ユネスコに登録それたので、その保全計画に則って
これからどんどん整備されていくし、予算も出るので、
もっと良くなると思う、とティダは話してくれました。
丁寧にどんな由来のあるパゴダなのか説明してくれました。

DSC_0961a.jpg

私には街全体が異様な雰囲気に思えました。
実際に信仰、瞑想の場として使われていたというのに、
人の気配が全く無い街なのです。
どうして?と尋ねたら、
このエリアは文化財としての価値がある、とふんだ軍事政権に、
強制的に退去させられたのだそうです。
人が住んでいるのはニューバガン。
パゴダのあるオールドバガンには人は居ない、ということでした。
聞けば、ティダの祖父母の代に強制的に退去させられたそうで、
おじい様は先祖代々の土地を失い、嘆きの中で晩年を過ごされたそうです。
自分たちの暮らしが根こそぎ取られてしまったの。
ティダのその言葉に、なんともやるせない思いがしました。

ニューバガン。新しい街をつくってそこに強制的に移動させられる。
軍事政権は首都もヤンゴンからネピドーに移す、と決めて
新しい街をつくったのだ、とティダは言っていました。
高層ビルや道路をつくり、そこに政府機関をつくり、
軍人や高官の贅沢な家をつくる。
そのお金は社会インフラの整備に使われるべきお金だったと思う。
ティダはそんな話もしていました。

彼女とはとても親しくなり、ニューバガンや
周辺の村にも連れて行ってくれました。
たまたま村のお祭りがあったそうで、私たちに行く?
と聞いてくれたので、もちろん、ということで急遽、
村のお祭りも見学できました。去年、ようやく電気が来た、というその村。
村の入り口には、真新しい電気の変電設備がありました。
(息子もこんな仕事をしているのかな?)

ティダの家はバンブーハウス。エアコンも洗濯機もテレビも掃除機も
何にも無いの。でも、海外から仕送りしてくれていた弟が帰国して、
父親は車を買えてドライバーの仕事ができるし、みんなで暮らせて幸せだ。
と話してくれました。お姉さんは奨学金を得て、日本に留学し、
今はヤンゴンで働いているそうです。
ティダも必死で英語の勉強をして、ガイドになったのだ、と言っていました。
ティダの英語・・・生の英語に触れる機会はとても少ないのかもしれません。
発音が妙な時があって理解しにくいこともしばしば。
仕方のないことなのかもしれません。
もしもう一度訪ねていく事が出来たら、ティダに
英会話の教材をプレゼントしたい、と思う私です。


8月も、もうじき終わり。
ミャンマーの濃密な思い出と共に、
ティダのことも忘れられない2017年の8月です。






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Comment

ミャンマーの旅行は素敵な思い出がたくさんできてよかったですね。

私は8月20日におばあさんになりました。
日曜日の朝10時に病院に着き、夜8時には女の子が産まれました。
日曜日に生まれてとても空気をよんでくれる子です。
バッチ | 2017年08月30日(水) 16:33 | URL | コメント編集

★Re: おめでとう!!

バッチさん、おめでとうございます。
バッチさんも「おばあさん」になったのね。
こうして、世代は交代していくのですね。

あっという間でしたね。
jtstj | 2017年08月31日(木) 16:14 | URL | コメント編集

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