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2019'01.10 (Thu)

年賀状から想像を膨らませる

最初の手術が年末だったこともあり、そのころから
年賀状を少しずつ、減らそう、と意識していました。
更に今年は会社での立場が変わったこともあり、
人間関係の店じまいも少しずつしなければ、などと思っていました。
そんな中でいただいた年賀状に80歳を超えた先輩の物がありました。

体が思うように動かなくなっているけれど、元気で居ます。
と書かれていて、さらにできる限り頑張るという宣言も書かれていました。

何を頑張るのか。

この先輩は、長い間、障害児教育に携わってきた方です。
戦争中の障害児の学童疎開についての研究を、ライフワークとして取り組まれ、
先年、本を出版されたりもされました。

お国の役に立てない、戦争に行けない障害児は「ごくつぶし」と言われ
受け入れてくれる疎開先も見つけられなかったのです。
校長先生をはじめ、当時の教職員など自分たちで八方手を尽くして
やっと山中温泉の旅館のご主人が受け入れて下さり、
東京の校舎や寄宿舎が空襲で焼失する直前に、全員で疎開することができたのでした。
当時のご苦労が胸に迫ります。
終戦後、自宅に戻れるのも最後の最後。
でも疎開先の宿のご主人や地元の方、また教員の皆さんの
愛情に守られての子供たちの生活ぶりも書かれていました。
どれほどのご苦難があったのか。
先輩渾身の著書を手にして、胸がつぶれる思いでした。

その先輩の年賀状に、障害者雇用の水増しの事が書かれていました。
本来なら、率先して雇用して、指導監督する立場のはずの
行政機関が不正、水増しをしているのです。
誰でも等しく人権を尊重される社会、障害者のために頑張りたい、
と書かれていたのです。


自分や家族に障害があったら、この水増しに対して、
どんなふうに感じただろう、と改めて、想像してみたのです。
自分たちの立場を守ってくれるはずの行政機関が
水増ししている。しかも厚労省まで。

人として忖度されているのでしょうか。
切り捨てられてしまっているような、絶望感さえ感じてしまいました。
ひどすぎる!!

あきらめない、という先輩の言葉に、
希望を持っていらっしゃる前向きさも感じ、
怠惰な私に喝を入れられたような気がしました。

年に一度のハガキ一枚。

でも、そこにも生き様は現れるのですね。
有難うございました。








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