FC2ブログ
2020年02月 / 01月≪ 1234567891011121314151617181920212223242526272829≫03月

2009'07.24 (Fri)

嬉しかったこと

ご近所のご高齢のご夫婦から、お風呂修理依頼がありました。
どこかで調べられたようで、お金をかけたくないから、
浴槽のコーティングと全面クリーニングをして欲しい、というお話でした。

コーティングの業者さんの見立てでは、
古すぎて、浴槽自体が劣化していして、うまくいかないかも、というものでした。
築40年以上は経過している木造の建物。
もしかしたら土台は腐っているかもしれません。
思案しているうちに、トイレが壊れた、とSOS。
水周りの設備は耐用年数をとうに超えてしまっているようでした。

さあ、どうしよう。
聴けばお風呂に入ることが楽しみとか。
気持ちの良い、安全で、冬場も寒くないお風呂を勧めてあげたいな、
というのが担当も含めての気持ちでした。
でも・・予算は相当にオーバーです。
土台は、壊してみなければわかりません。
一緒にトイレも新品にして、床や土台まで点検できればベスト。

こういう場合、見積もりは、土台がダメならいくら、土台が無事ならいくら、
といくつかのパターンで提出することになります。
信頼がなければ、一番高額な見積もりで請求されるかもしれない、
と不安を感じる方がいらしても、仕方ありません。
説明にお伺いしました。

お婆さんと相談する、とおっしゃって、しばらく経過したある日、
お爺さんが我が社にいらっしゃいました。

一番カネがかがった場合を想定してお金も準備するから、よろしく頼む。
だがそれ以上は足が出ない様にお願いしたい。
できれば、もっと安く済めばそれに越したことはない。

とおっしゃいました。
当然です。お二人の大切な貯金です。無駄にしないように頑張ります。

さあ、超特急で発注をかけ、工事です。
ofuro.jpg


最悪のパターンではなかったので、予算内でおさまって、
無事にお風呂とトイレが新装開店です。



何日か後、現金を持ってお支払にいらしたお爺さん。
銀行振り込みは、オレオレを疑われて、うまくできなかった、
とのこと。大金だったのでヒヤッとしました。

風呂は気持ちいいよ。極楽だ。トイレも楽。
本当に有り難い。カネの力を感じたよ。

とおっしゃいました。
そうして、たまたま社内に居た担当の監督に
丁寧にお礼を言って下さいました。

帰り際、
私と握手、監督のM君ともガッチリ握手。
心から嬉しそうでした。

お帰りになった後で、M君と私もなんだかとっても嬉しくなりました。
新品をお勧めしてよかったな、と思った瞬間です。


カネの力。カネの使い方。
お墓に持って行けないけど、なかなか使えない。

こんな言葉が印象に残りました。

有難うございました。お元気で。

クローバー

テーマ : 建設会社の仕事 - ジャンル : ブログ

17:55  |  建設会社の仕事  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

先日、わが家の給湯器が壊れて、数日間お湯を使えないということがありました。基板がダメで修理不能ということでした。
まず、電話したのが給湯器に貼ってあるシールの電話番号。メーカーの番号。
そしたら、その修理は製造メーカーの○○に電話してと番号を教えられる。
だったら、最初からその番号を貼っといてくれよ~と思いつつも電話。
すると、電話に出た女性がなんだか他人事のような対応。
「じゃあ、きょうは風呂は無理ですか?」と訊けば
「あーそーですねー、無理でしょうねー」とか
「下見は夜でも構いませんけど」
というと
「うちは6時までしかやってないんですよー」とか
「工事日はメーカーに部品の在庫とかきかないとわかりませんねー」
・・・・・・・・・
さすがにカツンときて
「あんたのとこには頼まねー」
と電話を切りましたね。
大手メーカーの下請けをしている会社でした。
言っていることは正しいのだろうけど、困っている人の身になって対応できないというのは最悪ですね。
で、ネットで探した業者さんに電話すると、夕方だったにもかかわらず、「お困りでしょうから夜でもよろしければ下見にお伺いいたしますが・・・」
もう、この時点で業者決定。
丁寧で分かりやすい説明と見積りをもらい、少しだけまけてもらって2日後に新品給湯器に交換。3時間以上の工事でした。
この違いは、大手から自動的に仕事が入ってくる甘ったれた会社と、そうではない会社の違いなんでしょうね。
大変勉強にもなりました。
困っている人の力になれる仕事、特に弱者の立場に立てること、これほど素晴らしいことはないし、嬉しい仕事ですね。
クロスロード 辻本 | 2009年07月25日(土) 08:32 | URL | コメント編集

★クロスロードさんへ

たいてい、誰でも、一度や二度は、こんな経験をされているのでしょうね。

自動的に受注できる・・というのは、仕事をさせていただける有り難さ、
我が社を信頼してお金を払っていただける、ということの重みを
忘れさせてしまう、というかとても軽々しいものにしてしまうのかもしれません。

でも、ネットでそういう良心的な業者さんと出会えるのですね。
我が社も一度だけ、海外赴任中の方からメールで依頼を受けて、
帰国前の留守宅の工事をさせていただいたことがありました。

ネット・・便利でかつ恐ろしくもある、すごいツールだと改めて思いました。
これが使えないお年寄りは、選択肢も少ないのですよね。

目で見て確かめたい、と我が社まで歩いて来られたお爺さん。
振り込め詐欺予防のおかげで、銀行から降り込め無くて、
お金を持って我が社までまた歩いて来られたお爺さん・・
リフォーム詐欺の話などを耳にするたび、どうにかしてあげられないものか・・
と思うこのごろです。
jtstj | 2009年07月25日(土) 09:52 | URL | コメント編集

ども、お世話になってます!
今回のお話を拝読させていただいてちょっと思うところがありまして。
最近、よく「プロ」って一体なんぞやと黙考することがよくあるんですが、とりあえず今のところ「信頼を得て、なおかつ感動を与えること」という結論なんですね。
あくまで今のところですけど。
老夫婦さんの信頼を得て、極日常的なことではあるけれども「お風呂に入る楽しみ」という感動を彼らに与えらたってのは本物の職人、真のプロの成せる業なんじゃないかなと。
で、老夫婦さんの感動が今度は職人さんのほうにも伝わってきてそれが次の仕事の糧になるわけですよね、きっと。
簡単なことではないのは重々わかっているつもりですが、そういうダイレクトなお仕事って本当に羨ましいなと。

自分は「教える」ということを職にしています。
志望校に合格させるなんてのは難しくもあり、当然のことでもあるわけですが、最近は↑に書いた「信頼を得て、なおかつ感動を与えること」という気持ちを根っこに据えています。
職人さんのように物理的な形で示すことはできませんが、こういうものが根底にあるか否かで教える際の伝わり方も変わってくると思うんです。
自分も誰かに感動を与えられるようなプロに早くならねばと思う今日この頃です(笑)。


カネの力。カネの使い方。お墓に持って行けないけど、なかなか使えない。

これ読んでちょっと思い出したことがあるんです。
ウチの父は2007年の6月に他界しました。
恐らくどの家庭にも、jtstjさんの家庭にも1つはあるだろうという商品を扱っているいわゆる巨大企業の社長でした。
引退してから2年くらいだったのかな。。
常々こんなことを言ってましたよ。
「オレは遺産とか残さないから。生きてる間に使うよ。そっちのほうが自分のためにもなるしお前らのためにもなるしね。」って。
父は競馬が趣味でして、件の2006年6月某日も競馬場ではないんですが巨大スクリーンが設置されていて馬券を購入できる場所に行って楽しんでいたようです。
が、急な心臓発作でそのまま。。でした。
近くにいた見ず知らずの方がAED使って頑張ってくれたみたいなんですけどね。
ま、それは兎も角、今だから笑って話せるのですが、なんと父の財布の中には180万ものお金が。。。w
つまり財布に入ってるというより完全に飛び出してる状態だったんですよね。
馬鹿すぎますよね、ホント。
いくら使い切るって言ったって。
その日は購入馬券が当たった形跡もないので(所持していた父の競馬新聞を見れば一発でわかるのですがw)銀行で下ろして持ってったんでしょうね。

自分のブログでもないのにヨダバナを長々とすいません。
なんかお金に対する考え方が同じ老人でもまるで違うんだなと(笑)。
自分は貧乏なんで語る資格ないかもしれませんが、どちらかといえばお話に出てくる老夫婦さんの考えに近いかもしれませんね。
もちろんどちらがイイとかそういう話ではないんですが。
Anthr | 2009年07月26日(日) 09:38 | URL | コメント編集

★Re: タイトルなし

コメント、有難うございます。

> 最近、よく「プロ」って一体なんぞやと黙考することがよくあるんですが、とりあえず今のところ「信頼を得て、なおかつ感動を与えること」という結論なんですね。

そうかもしれません。
そして、ダイレクトに力強く私たちに感動を伝えて下さった
お爺さんにも、私たちは感動したんですよ。

感動できること、そしてそれを人にあんなふうに伝えられるのも
すごいな、と思っています。

すごい、と言えば、お父様のお金にまつわる最後のお話も、すごすぎます。

お金は使ってこそ生きるもの。ときいたことがありますが、
現実的には、なかなか使うことができません。
競馬に180万円というのは、私の経済環境では、想像できません。

とにかく、貯めよう・・という行動にはしります。
子どもの学費だ、病気の備え、自営業なんだから不測の事態のため・・ と。
安心できる筋道をもっていないのかもしれません。

お父様、潔よいです。
自分で稼いだお金に対して、ポリシーを持ち、実践されたのですから。
そして、持っていらっしゃるお金の量も、ケタ違いなのだろう、と想像します。

お爺さんは、
自分と婆さんがイツ死ぬのかはっきり決まっていれば使いようもあるけれど、
それがわからないから、カネしか頼れない。
と、最初のころはおっしゃっていました。

我が社のお風呂工事にお金を使い、満足して下さったのですから、
良かったです。
お金も使われて、うかばれる。
そう思っています。
jtstj | 2009年07月26日(日) 15:26 | URL | コメント編集

>カネの力。カネの使い方。
>お墓に持って行けないけど、なかなか使え>ない。

生きたお金の使い方ですね。
流石、人生経験豊富なお年寄りの含蓄のある言葉です。

うちに来ている患者さんで、社長秘書を長年していて、ずっと独身、8年ぐらい前に定年退職した品のいい女性がいます。
「やっぱりひとりは気楽だけれどさびしいわね。コミュニケーションが一番大事なの。昔は高価な服とかにお金を使ったりしていたけれど」と言って3日連続して薬局に朝一できていました。

人により、人生の時期により価値観はかわりますね。

仕事も相手の立場に立って考えられてこそ、いい仕事ができ感謝の言葉でモチベーションがあがりますよね。


バッチ | 2009年08月04日(火) 11:23 | URL | コメント編集

★バッチさんへ

お金については、考えさせられることが多いです。
小規模なリフォームはともかく、新築ともなると、非日常的な金額のお金が動くわけですから。
仕事上のお金に対するポリシー、そして家庭での私自身や子どもたちに対するお金のポリシー、
そこをしっかりと見失わないようにしたいと思っています。

今、西原理恵子さんの この世でいちばん大事な「カネ」の話
という本を読んでいます。
息子にも読ませたいな、と思っています。
おすすめですよ。
jtstj | 2009年08月06日(木) 10:22 | URL | コメント編集

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://threef.blog18.fc2.com/tb.php/228-f97841eb

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |